厚生労働省は、「令和６年度個別労働紛争解決制度の施行状況」（総合労働相談コーナーに寄せられた相談等の件数）を公表しました。総合労働相談は１２０万１８８１件で、引き続き高止まりの状況となっています。

相談内容は「いじめ・嫌がらせ」が１３年連続で最も多い事案となっており、あっせん申請については「解雇」が最多となりました。
※定期研修等でいじめ・嫌がらせを含むハラスメントの予防に努めましょう。
※解雇は紛争リスクがあるため、慎重に判断しましょう。

特にハラスメントについては、「パワハラ禁止」をハラスメント防止規程により職場に周知させ、日頃から指導や教育を行うことや、相談窓口を設ける等、早期発見・解決に努めることが、パワハラ被害を防止するだけでなく、不当なパワハラ賠償請求をされたときの重要な反証となります。

「令和６年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します（厚労省HP）https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00201.html　

令和6年度個別労働紛争解決制度の施工状況→ https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001508813.pdf