作成日:2017/01/10
〜4月納付分から変更が予定されている協会けんぽの健康(介護)保険料率〜
平成28年12月27日に第81回全国健康保険協会運営委員会が開催されました。
平成29年度の健康保険料率は、当該運営委員会の議事録によりますと“平均保険料率の10%負担を限度・維持”、“法定準備金が積み上がっているなら保険料率を下げるべき”の意見があったようです。また変更時期については、4月納付分からで異論は無かったようです。
また、平成29年度の介護保険料率は、28年度末に見込まれる剰余分(202億円)も含め、単年度で収支が均衡するよう1.65%(4月納付分から変更)となる予定です。
(例)標準報酬月額30万円の場合の介護保険料(労使折半額)
現在 30万×1.58%=4,740円
改正 30万×1.65%=4,950円(+210円/月)
介護保険の保険料率については、単年度で収支が均衡するよう、介護納付金の額を総報酬額で除したものを基準として保険者が定めると健康保険法で法定されています。
<まとめ>
平成29年度 健康保険料率 現状維持又は引き下げ
介護保険料率 1.58% ⇒ 1.65へ引き上げ(ほぼ確定)
正式な発表は今後となりますが、検討が続く健康保険料率の見直しとともに、注目をしていきましょう。