＜産業医の巡視頻度について＞（安衛則第15条）

事業者は労働者の健康を管理する者として、産業医を選任しなければなりません。業種に関わらず、常時50人以上の労働者を使用する場合に選任しなければなりません。（これは衛生管理者と同様です）

産業医は、少なくとも毎月1回作業場等を巡視し、異常があれば労働者の健康障害を防止するために必要な措置を講じなければなりません。今回の改正では、事業主の同意があり、かつ、一定要件を満たしている場合は巡視頻度を「2月に1回」に変更可能としました。その一定要件とは、事業主が産業医に対して以下の情報を提供した場合となります。

 �T　衛生管理者が行う巡視の結果
 �U　労働者の健康障害を防止し、又は労働者の健康を保持するために必要な情報であって、
　　　衛生委員会又は安全衛生委員会における調査審議を経て事業者が産業医に提供する
　　　こととしたもの

 ＜産業医への情報提供について＞（安衛則第51条の２）

以下の条件に該当するときは、必要な情報を産業医等に提出する義務があります。

　�T　医師（産業医以外含む）が労働者の業務の情報を求めたとき
　�U　月の時間外労働が100時間を超えるとき

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官報平成29年3月29日　第6987号.pdf