お知らせ
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作成日:2016/09/16
〜SNSへの悪ふざけ投稿による大型倒産が遂に出ました〜



東京商工リサーチによりますと、宅配ピザ「ピザーラ」のフランチャイズ店として埼玉県所沢市などを配達エリアに営業する泣純塔_ーが負債総額2億円で倒産しました。
同社は20年3月期には売上高約2億5050万円をあげていましたが、25年8月、都内東大和店のアルバイト店員が、厨房のシンクに座り込んだり等、不適切、不衛生な悪ふざけ写真をネットにアップしたことで騒動となり27年10月頃には事業停止に追い込まれ、今回の措置となった。

今から2年から3年前に、コンビニ、ハンバーガー、ラーメン、ピザ宅配などのフランチャイズ店等で、顧客の誹謗中傷や顧客のプライバシーに関する投稿、悪ふざけの投稿が相次いで起こり問題になりました。今回の大型倒産以外にも店舗閉鎖や廃業に追い込まれたケースはたくさんあります。

では、SNSに投稿した従業員に対して損害賠償はできるのでしょうか?
東京都多摩市のそば屋で起きた同様の事件ではこのような判決が出ています。

<事件概要>
アルバイト従業員4名がシンクや冷蔵庫などで写真をとりSNSに投稿した結果、クレームが殺到し2013年10月に破産申立(負債総額3300万)した事件で、アルバイト従業員に対して1385万円を請求した事件です。

気になる判決は・・・
主犯130万、残り3人は20万〜30万の支払を命じられ、総額200万程度という判決でした。
このそば屋の店主さんは女性の方でした。事件前に夫をなくし、女手ひとつでそば屋を切り盛りして行こうとういう矢先での事件でした。女性店主の気持ちを思うと心が痛みます。

さて、会社としてはどのような対応をすべきでしょうか?
職場環境の整備、SNSガイドラインの策定周知、従業員への教育を徹底して行うべきです。それらがかけてしまうと会社側の請求を制限する要素となりかねません。不適切なSNSへの投稿以外に限らず、就業規則は重要なツールとなります。早々な対応が必要不可欠です。

参考記事はこちら
↓↓↓↓↓↓
http://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20160803_01.html
東京商工リサーチより

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20131213/257028/
日経ビジネスオンラインより








 
 

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