作成日:2012/02/22
「石綿による疾病の認定基準に関する検討会」の報告書について
厚生労働省の「石綿による疾病の認定基準に関する検討会」は、石綿による疾病の労災認定について、新しい医学的知見などを踏まえた検討を行ってきました。そして2月21日、報告書が公表されました。
石綿による「肺がん」に関しては、現在の認定基準(平成18年2月策定、労働基準局長通達)に加え、
@石綿紡織製品製造作業などの石綿ばく露作業に5年以上従事した場合
A胸膜プラークが広範囲に認められる場合
B石綿によるびまん性胸膜肥厚に肺がんが併発した場合
が新たな認定要件として示されました。
「びまん性胸膜肥厚」に関しては、
定義を明確に示すと共に、診断方法が新たに示され、肥厚の厚さについては認定要件としないことが示されました。
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000235cj.html